仕事をしていて、日中家を留守にしている共働きや一人親家庭の子育てを支える学童保育。その学童保育での親の負担ってどういうものがあるの?
学校だけではなく学童保育でも様々な負担が保護者を待っているのです。
「えっ!学童保育ってお金を払えばいいだけじゃないの?」そう思っている人も多いでしょう。しかし施設によってはそれ以外の負担もあるのです。
入る前にはわからない親はどんな事をしなければならないの?その実態はどうなっているのでしょうか?
PTA役員だけじゃないの!?入ってびっくり学童の「おしごと」
もう学童やめさせようかな。そんなことを考えている人もいるでしょうか?
せっかく入れた学童保育。やめさせるなんて信じられない。そんな声も聞こえてきそうです。
でも、どうしてせっかく入った学童保育をやめさせようと思ったのかわかりますか?実は学童保育によってはPTA役員のような係を保護者がしなくてはいけないのです。
学校だけではなく学童保育にもPTA役員があるなんて驚きですよね。しかし、運営団体によってはとても重要な役割なのです。
学校のPTA役員を見て大変そうだなと思いますよね。もし、あなたがこの役員に選ばれたらどうしますか?
「無理無理!だって仕事あるし。」
そうなのです。皆さん仕事をしているから学童保育に子どもを通わせているのです。それなのに役員がまわってきたら、学童保育をやめさせたくなってしまいますよね。
施設によってことなる学童保育の運営団体
この記事を読んでいる方の中には、「私が利用している学童ではそんな事は一切なかった」と思われた方もたくさんいると思います。そうなのです。実は学童保育とひとくちにいってもその運営団体は様々で、公営公設のもの民間企業によるものの他に、地域の保護者が立ち上げた組合等によるものなどがあるのです。
組合運営の学童保育は、そもそも保護者が主体となって運営しているものが多く、どうしても役員が必要となってしまうのです。
学童保育に入れる前に運営団体の確認は必要不可欠ですね。
保育園にはあったあれがない!!
「私が利用する学童には係なないらしい!」と安心している方もいるでしょうが、学童保育で保護者の負担はそれだけではありません。
認可保育園では当たり前にあった給食…それが学童にはないのです。
もちろん小学校にも給食はありますが、学校が長い休みになる夏休み冬休みには毎日弁当を持たせなくてはなりません。
学童保育のなかにはコンビニで購入したパンなどを許可しているところもあるようですが、禁止されている所も少なくなくまた学童で許可されていても育ち盛りの子どもに毎日コンビニのパンなどを食べさせるのはやはり健康面だので心配ですから、朝の弁当作りはやはり覚悟しておく必要がありそうです。
改善を求めることも、場合によっては必要!
お弁当の事はともかくとして、過剰な負担を強いる係や多すぎる行事等については、そもそも働く保護者を支援するという学童保育の設置理念に反しているように思いますよね。
もともと学童保育がなく、保護者が立ち上げた組合等では無理な場合もあるかもしれませんが、可能であれば自治体などに改善を求める署名などアクションを起こすことで、慣習になってしまっていた状況が変えてみるのはいかがでしょうか。
よりよい子育て環境は行政だけに任せておいてはできませんよね。
自分達だけがよければいい。ではなくみんながいい環境を作っていきたいものです。