学童保育

学童保育について

シングルマザー問題について

シングルマザー問題について

投稿日:2017年5月25日 更新日:

シングルマザー問題について

 

年々増え続けるシングルマザー、2010年にはついに100万人を突破したそうです。そんなシングルマザーを巡る問題について保育士の視点からお話ししたいと思います。

 

なぜシングルマザーに?

ひとくちにシングルマザーといってもその背景は様々です。

子どもを身籠ったものの、事情があって父親である男性と結婚する事ができなかった人、夫婦の事情で離婚する事になった人、夫の暴力や問題行動から自身と子どを守るためシングルになった人、また死別により一人で子育てをする事になった人など他にも様々でシングルマザーになる人がいます。

そうした背景にもかかわらず、中には“自分勝手に子どもを生んだ” ”我慢がたりず夫婦生活を続けられなかった”など言われのない中傷を受ける方も少なくありません。どのような理由があるにせよ、人生の選択は人それぞれです。他人をとやかく言う権利など誰にもないはずなのですが、なぜそのような事を言う人がいるのでしょうか?

保育士をしていて、そういう事を耳にするのはある事が関わる時でした。

 

シングルマザーを支える法的な制度

私が保育士をしている時に実際に耳にしたシングルマザーへの中傷で多かった事。それは、シングルマザーだと保育園に優先的に入所できること。またその費用や給食費が免除されることでした。

”保育園落ちた日本死ね”というフレーズで有名になったように、子どもを保育園に入れるという事は大変な競争をになっていてそんな中優先的に子どもを保育園に入れられシングルマザーは、待機児童問題で頭を悩ます人々からの中傷の対象になりがちなようでした。

また、この他にもシングルマザーには児童扶養手当を初めとする行政からの金銭的な支援の他、医療費の助成や税金の減免また死別だとこの他に遺族年金など様々な措置がなされています。

この事から、他の子育て世帯のみならずその他の層からもネット上などで”税金で子育てをしている”などの言葉を浴びせられる事が多々あるようです。

 

二人に一人が貧困、”優遇される”といわれているシングルマザー、その真実は?

このように、様々な面で行政からのサポートを受けるシングルマザーは果たして楽に子育てをしているのか?

もちろん人にもよるのでしょうが、私が見てきた多くのシングルマザーの方に関して言えばノーであると言わざるを得ません。

シングルマザーの平均年収は約181万円と言われておりこれは、子どものいる家庭全体の平均年収の3分の1にも満たない金額です。この事からシングルマザーの家庭では2人に一人が貧困であるとされています。

このため、進学はもちろん衣食住にも事欠く家庭が多くあるのです。

 

明日は我が身。決して他人事ではないシングルマザー問題

”でも、そんな事が解っていて自分で選んだ道でしょう?”そういう方もいますが、最初にもお伝えしたとおりご本人も想定していなかった理由で突然シングルマザーにならざるを得ない方も沢山います。

私が担任したA君のお母さんはA君の父親である男性とは、学生時代からの付き合いで、大恋愛の末結婚。結婚後数年は円満に暮らしていたそうです。

ところが、リーマンショックの影響でA君のお父さんの勤めていた会社が倒産すると状況は一変、家計が大きく傾き仕事を失ったお父さんは少しずつ精神のバランスを崩し、とうとうお酒に酔っては暴力をふるうようになってしまったそうです。幸せな結婚生活を送っていた頃からは想像もつかなかった不幸。

このことからA君の家庭は一人親家庭となりました。他にも、在園中にご両親のどちらかが亡くなったケースもありました。

 

男性であれば、関係ないでしょうか?

いえそうではありません。むしろ、シングルマザーより法的なケアが少ないシングルファーザーの家庭では場合によってはより深刻な状態になることもあるのです。

 

いかがでしょうか?

このようにシングルマザーになる理由も様々ですし、誰もがその問題に直面する可能性を持っています。なにも知らずに、誹謗中傷するなどもってのほかですがもし、周りにそういった家庭があれば暖かく見守り出来る範囲で手を差し伸べる事が出来る暖かい社会なればな…と思います。

-シングルマザー問題について

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

関連記事はありませんでした